EAをたくさん稼働させていると、VPS、PC、口座を変更するのは大変ですよね。
同じチャートで同じEAを同じパラメーターに設定しなおすことになりますが、
ひとつひとつ手作業だと、本当に大変だし、間違えてしまうリスクもあります。
ちょっとでも、EAの引っ越しを簡単にして、ミスのリスクを減らしたいですよね。
というわけで、この記事では、すでにMT4にEAを設定済みの人が、
同じEAを別のVPS・PC・口座で稼働させる場合に、手順を省略する方法を説明します。
この方法を使うと、手間が減るだけでなく、手作業による設定ミスを防げます
初めてEAポートフォリオを設定する人は、こちらの記事を参考に作業してくださいね
残念ながら、サフィックス(通貨ペアの後ろについている.raw等)が異なる口座に引っ越す場合はこの方法は使えないので、ご注意ください。
EAの設定を他のVPS・PCに移行する手順
引っ越し元のMT4の設定(組表示等)をコピー&バックアップを保存
① 引っ越し元のMT4の設定を保存するために、組表示を名前を付けて保存
② MT4のデータフォルダを開き、
「MQL4」と「Profiles」フォルダを保存(バックアップ用)
●複数のMT4を稼働させる場合は、それぞれのMT4で同じことを繰り返します
引っ越し先のMT4に引っ越し元の設定をペースト
③ 引っ越し先のVPS(またはPC)にインストールしたMT4の取引口座にログインし、
データフォルダを開き、
先ほど保存した「MQL4」と「Profiles」フォルダをペースト
● 同じ名前のファイルは置き換えてください
●複数のMT4を稼働させる場合は、それぞれのMT4で同じことを繰り返します
再起動&組表示を選択し、EAの設定を復元
④ データフォルダをペースト後、いったんMT4を閉じ、再起動
⑤ファイル ⇒ チャートの組表示 ⇒ ①で保存しておいた組表示を選択
元のMT4と同じチャート組・EA・インジケーターが表示されます
正しく復元できたことを確認、EA稼働
⑥ 引っ越し元のMT4と同じチャート、EAがセットされていることを確認します
・チャートの枚数
・通貨ペア
・時間軸
・EA
・EAのパラメーター(ロット、マジックナンバー、時間帯設定など)
・MT4の設定(DLL、WebRequestsの許可)
セットしていたEAが剥がれてしまう場合があるので確認は必要です
EAを稼働させる口座を変更する場合は特に要注意!
サフィックス(通貨ペアの後ろの.raw等)違い、認証エラー(DLLがオフになっている等)があると正しく引き継げません
⑦自動売買をON
これで元と同じEAを同じ設定で稼働させることができます
MT4の負担軽減
負担軽減を含め、MT4の設定もお忘れなく。
DLLをオンにする必要があるEAも多いです。
負担軽減の方法は調べたら出てきますが、ごく簡単に紹介しておきます
まとめ
これでEAの引っ越しが完了です。
私もVPSを引っ越すときにはこの方法にしています。
手作業よりも簡単かつ、ミスが減るので本当におすすめですよ